Vusionのコネクテッドストア技術と、In-Store Mediaのリテールメディア事業を融合し、店内リテールメディアのデジタル化を加速。小売企業とブランドに新たな事業機会を創出。
2026年7月27日 — 実店舗向けAIデジタル化ソリューションのグローバルリーダーであるVusion(ティッカー:VU、ISIN:FR0010282822、以下「Vusion」)は、欧州におけるリテールメディアのパイオニア企業の一つであるIn-Store Media(インストアメディア、以下「ISM」)の買収に関する契約を締結したことを発表しました。
ISMは、スペイン・バルセロナに本社を置くリテールメディア(店内広告)専門企業です。店内リテールメディア分野で確固たる地位を築いており、スーパーマーケットやドラッグストアなどのリテールメディアネットワークの設計、導入収益化といった実店舗を広告メディア化する事業において豊富な実績を有しています。
今回の買収案は、実店舗をデジタルメディアとして価値を創出するプラットフォームへと進化させ、来店客とリアルタイムにつながる新たな顧客接点を実現するというVusionの戦略を加速させる重要な一歩となります。
近年リテールメディアは、小売企業の新たな収益源として急速に成長しており、過去5年間では、主にECをはじめとするオンラインチャネルを中心に、小売企業の利益成長を支える重要な成長領域となっています。一方、消費者との接点や購買意思決定の多くは、現在も実店舗で生まれています。そのため、小売企業やブランドにとって実店舗は、消費者が購買を決定する瞬間に最適な情報や広告を届けることができる、極めて大きな可能性を持つメディアへと進化しつつあります。
小売企業が新たな収益源の創出やブランドとのパートナーシップの強化、さらに魅力的な購買体験の提供を目指すなか、店内リテールメディアは、今後最も急速な成長が期待されるリテールメディアの分野の一つになると考えられています。
ISMは、効果的な店内リテールメディアネットワークを設計、企画・運営において高度な専門知識と、豊富な実績を有し、これまでに90の小売チェーンおよび1,600を超えるブランドと長期的なパートナーシップを構築しています。EMEA、南北アメリカ、APACの9カ国で事業を展開し、グローバル市場で確かな実績を築いています。
2025年のISMの売上高は約1億2,000万ユーロと堅調な収益性を有しており、広告主の多様なニーズに対応するため、印刷メディアからデジタルメディアまで50種類以上の幅広く柔軟なメディアソリューションを提供しています。
Vusionは、本買収を通じて、店舗とデジタルをシームレスにつなぐコネクテッドコマース領域におけるリーダーシップをさらに強化するとともに、リテールメディアをコネクテッドストア戦略の中核事業へと発展させていきます。
ISMが有する広告・メディア領域における専門知識や、小売企業およびブランドとのネットワーク、ならびに店舗空間を大規模に収益化する豊富な運用ノウハウを取り込むことで、Vusionはコネクテッドストア戦略を、高い成長が見込まれる新たな収益事業へと発展させます。さらに、店内での広告接触、ショッパーとのエンゲージメント、購買成果を一気通貫でつなぎ、可視化・最適化することを目指します。
今後、VusionとISMは、リアルタイムかつ効果測定が可能な店内施策を通じて、小売企業、ブランド、ショッパーをデータでつなぐ、次世代のデジタル店内リテールメディアプラットフォームの構築を目指します。
Vusionの会長兼CEOであるティエリー・ガドゥ(Thierry Gadou)のコメント:
「次の大きなデジタルメディアは、実店舗です。リテールメディアはすでに、オンライン販売の収益構造を大きく変革しました。次のフロンティアは、多くの来店客が訪れ、購買判断が行われる実店舗です。
Vusionのコネクテッドストアプラットフォームと、In-Store Mediaが培ってきた実績、施策実行力、小売企業およびブランドとの関係を組み合わせることで、私たちは小売企業が来店客との接点を、測定可能なメディア価値、新たな収益源、そしてより魅力的な店内ショッパー体験へと転換できるよう支援します」
In-Store MediaのCEOであるフェルナンド・デ・ビセンテ(Fernando de Vicente)のコメント:
「In-Store Mediaは、小売企業とブランドが実店舗の可能性を最大限に引き出せるよう支援することで成長してきました。Vusionへの参画が実現すれば、店内リテールメディアのデジタル化を新たな段階へと引き上げるために必要なテクノロジー、事業規模、グローバルな展開基盤を活用し、この取り組みをさらに加速できます。
両社は、小売企業が来店客との接点からさらなる価値を創出できるよう支援すると同時に、ショッパーにとって、より優れた関連性の高い体験を提供していきます」
本取引案は、Vusionの取締役会により承認されています。取引の完了には、規制当局からの承認およびその他の通常のクロージング条件を満たすことが必要です。また、本取引に必要な資金は、借入れによって調達する予定です。
In-Store Mediaの財務アドバイザーはGBS FinanceおよびMizuho Greenhill、法務アドバイザーはBaker McKenzieが務めました。
Vusionの財務アドバイザーはJ.P. Morgan、法務アドバイザーはWhite & Caseがそれぞれ務めました。
将来見通しに関する記述
本プレスリリースには、In-Store Mediaの買収案および本取引によって期待される効果に関する、将来見通しに関する記述が含まれています。これらの記述は、現時点における予想および前提に基づくものであり、さまざまなリスクと不確実性を伴います。
特に、必要な規制当局の承認取得を含む本取引の完了条件が満たされること、または本取引が想定された期間内に、あるいは実際に完了することを保証するものではありません。
規制、市場、事業運営、統合、施策実行などに関するさまざまなリスクにより、実際の結果は、これらの将来見通しに関する記述に明示または示唆された内容と大きく異なる可能性があります。
Vusionは、適用される法令および規制により求められる場合を除き、本プレスリリースに含まれる将来見通しに関する記述を更新する義務を負いません。
当社グループは現在、クワイエット・ピリオド(決算発表前の情報開示自粛期間)にあるため、すべてのお問い合わせについては、2026年7月30日に予定している2026年上期売上高の発表後に回答します。
In-Store Mediaについて
In-Store Mediaは、1998年に設立されたスペイン発の多国籍企業であり、現在ではリテールメディア広告ソリューションの開発において、世界を代表する企業の一つです。
欧州、中南米、アジアの9カ国で事業を展開し、90社を超える小売企業にサービスを提供するとともに、1,600を超えるブランドとパートナーシップを構築しています。
スペイン、フランス、ポルトガル、イタリア、ポーランド、メキシコ、アルゼンチン、チリ、フィリピンにおいて、ハイパーマーケット、スーパーマーケット、ショッピングセンター、百貨店、専門店など、幅広い小売業態を対象にサービスを提供しています。