リテール実店舗向けデジタルソリューションの世界的リーダーであるSES-imagotag(Euronext: SESL, FR0010282822)は、2023年上半期(1月~6月)の業績を発表、目標を上回る実績を達成しました。
- 2023年第2四半期売上高:€221m(前年同期比 33%増)
- 2023年上半期売上高:€380m(前年同期比 33%増)
- 12ヶ月間売上成長率:41% €715m
- 2023年上半期VAS[1] 売上高:€53m (+18%)、総売上高の14%
- 上半期受注実績:€518m (+35%)
- 通期ガイダンスに沿ったパフォーマンスおよび見通し
販売実績(€m) | EMEA |
その他地域 | 合計 | |||
2023年上半期 | 317.1 | 63.0 | 380.1 | |||
2022 上半期 | 221.3 | 64.6 | 285.9 | |||
変動 (%) | +43.3% | -2.5% | +33.0% | |||
2023年 12か月間 | 582.5 | 132.6 | 715.1 | |||
2022年 12か月間 | 381.2 | 124.7 | 505.9 | |||
変動 (%) | +52.8% | +6.3% | +41.4% | |||
受注実績(€m) | 2023 | 2022 | % | |||
上半期 | 518.0 | 385.0 | +34.5% | |||
12か月間 | 818.0 | 677.0 | +20.8% | |||
SES-imagotag 会長 兼 CEO ティエリ・ガドゥ(Thierry Gadou)は次のように述べています。
「発表した通り、2023年度上半期はSES-imagotagにとってさらに記録を更新する業績となりました。当期中の売上高は、公表されている目標に沿って30%以上増加しました。2023年上半期の受注総額は5億ユーロを超え、ウォルマート社との大型契約を含む米国での複数の受注に後押しされ、ダイナミックに増加しました。SES-imagotagの2023年度上半期の販売実績は、小売業者にとって厳しい環境にもかかわらず達成されました。このような経済的現実は、新規投資にマイナスの影響を及ぼしていますが、同時に、当社のソリューションの戦略性が高まり、顧客に受け入れられていることを反映しています。利益率もプラスに推移しており、収益性を継続して向上させることができました。SES-imagotagは、2023年通期の売上目標である8億ユーロを達成し、特に米国での事業の加速に牽引され、2024年も堅調な成長軌道を維持すると見込んでいます。」
[1] VAS = ソフトウェア、サービス、非ESLソリューションからの収益。VASは付加価値ソリューション&サービスの頭文字。VASの収益には以下が含まれる: VUSIONソフトウェアのライセンスとSaaSプラットフォーム、保守契約、プロフェッショナルサービス(設置、セットアップ料、プロジェクト管理、カスタムソリューションのエンジニアリングサービスなど)、カメラ、センサー、SaaSからのCaptana収益、PulseとMemory データ分析 SaaSプラットフォーム、Engageソリューション(ビデオレール、デジタルサイネージ、V-ads SaaSプラットフォーム)、産業用IoTソリューション(PDi Digital)。
2023年第2四半期および上半期の売上高が過去最高を更新
発表の通り、2023年第2四半期の売上高は2億2,100万ユーロと初めて2億ユーロの大台を突破し、前年同期比33%増となり、新記録を樹立しました。第2四半期の受注実績は前年同期比38%増の2億9,700万ユーロとなっています。
2023年上半期の売上高は前年比33%増の3億8,000万ユーロとなり、通期目標に一致した。2023年上半期の受注実績は前年同期比35%増の5億1,800万ユーロとなり、米国での受注に牽引されています。
この業績は、高インフレ、数量ベースでの消費減少、利益率の低下圧力など、小売業者にとって厳しい環境にもかかわらず達成されました。
世界のリテール業界を取り巻く環境は厳しく、VASの伸びは鈍化(18%増)
2023年上半期に直面した困難な経済状況にもかかわらず、小売業者は進行中のプロジェクトに電子棚札(ESL)[2] を引き続き導入しました。しかし、一部の小売業者がイノベーションプロジェクトのペースを調整・延期したため、上半期に18%増加したVAS売上高の成長率は低下しています。VAS売上高の経常部分は引き続き力強い成長を続けていますが、新規プロジェクトの売上高はわずかに減少しました。一方、ESLの売上は2023年上半期に36%増加し、VASの売上比率は14%となっています。
[2] ESLの売上には、電子棚札、固定具、付属品の売上が含まれます。
地域別販売の勢い
EMEA地域(欧州、中東、アフリカ)の上半期の売上高は3億1700万ユーロに達し、前年比43%増の高い成長率を記録しました。同地域の売上高の急増は、インフレと雇用市場の逼迫に対する小売業者の懸念の中、ESLの導入率が増加したDACH地域(ドイツ、オーストリア、スイス)における売上高の成長によるものです。
上半期の売上高は、英国、ベネルクス、イタリアの食品小売および非食品小売チェーンとの新規大型契約の締結など、欧州における大規模なESL導入の継続が寄与しました。
米州およびアジア太平洋地域(ROW)の上半期の売上高は6,300万ユーロで、前年同期比でわずかに減少しましたが、主に北米が牽引し、同一条件下では、前年同期比27%増の力強い伸びを示しました。なお、2023年上半期には、2022年上半期に1,500万ユーロの売上高を計上した中国子会社(2022年9月にSES-imagotagが売却)の売上高は連結対象外となります。
注:同社の連結売上高にはBOEへの売上高は含まれません。
米国では、2023年上半期にウォルマートとの大型契約や、食品小売、専門小売、コンビニエンスストアへの導入など、複数の契約を獲得しました。これらの契約締結および売上の好調な伸びを考慮すると、現在では米国がROW売上高の大部分を占めています。この成長は加速し、2024年時点で米国がSES-imagotagの売上高で最大の貢献国になると予想されています。
見通し
来期に向けて、SES-imagotagは引き続き堅調な成長を見込んでおり、2023年通期の売上高目標を8億ユーロとすることを確認しました。
すでに発表した通り、年初に述べた良好な利益率傾向は確認され、2023年の収益性向上というガイダンスを裏付けています。
次回のプレスリリース予定:2023年9月11日– 2023年上半期決算報告
会計報告
販売 (€ m) | 欧州 | その他地域 | 合計 | |||
2023年 上半期 | 130.2 | 29.1 | 159.3 | |||
2022年上半期 | 91.4 | 28.8 | 120.2 | |||
変動 (%) | +42.4% | +1.0% | +32.5% | |||
2023年第二四半期 | 186.9 | 33.9 | 220.8 | |||
2022年第二四半期 | 129.9 | 35.8 | 165.6 | |||
変動(%) | +43.9% | -5.3% | +33.3% | |||
2023年上半期 | 317.1 | 63.0 | 380.1 | |||
2022年上半期 | 221.3 | 64.6 | 285.9 | |||
変動 (%) | +43.3% | -2.5% | +33.0% | |||
2023年12か月間 | 582.5 | 132.6 | 715.1 | |||
2022年12か月間 | 381.2 | 124.7 | 505.9 | |||
変動 (%) | +52.8% | +6.3% | +41.4% |